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バリウムを苦もなく飲むためのたった1つの方法

2010年05月22日
今週は会社の定期健康診断がありました。
今の会社に入ってから3回目の健康診断です。

「前日は飲酒禁止、20時以降の食事も禁止、当日は水も禁止」

という、非人道的な「約束事」が病院からの案内に書かれていましたが、一つも守ることができませんでした。
「約束事」とはいえ、私に約束した覚えはないので、まあよしとしましょう。


さて、健康診断でいつもイヤなのが「胃部X線検査」なるもの。
つまりあれですね。バリウムを飲まされて、台の上に乗せられた上に、グルグル回されて、挙句の果てに胃の写真を撮られるやつです。

私は、というよりも、たいていの方は、このやはり非人道的な検査がキライなのではないかと思います。

ご存知ない方のために、簡単にこの検査の流れをご説明しましょう。


まずは「hiroさーん!」などと、病院の係の方に呼ばれます。
そして、重そうな鉄のドアが開かれ、およそ10畳ほどの静かな部屋に通されます。

中に入ると、部屋の真ん中に、やけに大げさな鉄製の機械がドーンと鎮座しています。
「こいつがオレを検査するのだな」
ということはすぐに理解できます。

そして左に目をやると、ガラス窓の向こうに人が座っていて、こちらを見ています。この人のことを便宜上、操作官と呼ぶことにします。ガラス窓の向こうの別室から機械を遠隔操作しますから。

「台の上に立って下さい」
操作官はマイクを通して私に指示を出します。
彼の声はスピーカーを通して、私のいる部屋に響き渡ります。
映画「インディペンデンス・デイ」で、ダウンしてしまっているゲテモノ宇宙人を、ガラス越しに検査するシーンがあったように思うのですが、あんな感じです。

台の上に立った私に、操作官の助手が近づいてきて「炭酸の顆粒」と、「よくわからない茶色の液体」を手渡します。
「炭酸をこの液体で飲んでください。飲んだ後は決してゲップをしてはなりません」
助手はそのようなことを必ずいいます。

しかしよく考えてみてください。
あなたはコカ・コーラを一気のみした後、ゲップを我慢できますか?
想像するだに苦しいですよね。
「炭酸の顆粒」は、コカ・コーラとは比較にならないほどの「ゲップの元」です。
それを飲んでおいて「ゲップを我慢しろ」とはかなりムチャな話であることが、以上からご理解頂けるでしょう。

しかし本当の悪夢はここから始まります。

ゲップを我慢した状態で、バリウムを飲むのです。
バリウムはスターバックスコーヒーのグランデサイズです。
ややヨーグルトのような味付けがされたりしていて、飲みやすいように工夫はされているのですが、重たいというかなんというか、「のどごしが悪くて飲みづらい」んですよね。

そして胃が、炭酸の顆粒でパンパンに膨れた上にバリウムが流し込まれたまま、検査が始まります。

はじめに立っていた台が横倒しになり、
「はい、そこで右にグルグルと3回、素早くまわってください」と、やはりスピーカー越しに操作官から指示されます。
私は素直に台の上でグルグルと3回まわります。
何だか少し切なくて悔しい気持ちになります。
「オレはモルモットじゃないし、ましてやゲテモノ宇宙人でもない」と。
3回まわった後に「ワンと鳴いてください」とか言われたら、それが冗談であっても私は許しません。
もちろん操作官は、そんな面白いことは言いませんが。

そしてその後、台は上がったり下がったり回ったり・・・つまり足が上になったり右肩が上になったり左肩が上になったりと、もはや操作官の為すがままです。

しばらくすると、機械が元に戻り、私は立っている状態に戻されます。
そして、
「ではバリウムを全部飲み干してください」
という、鬼のような指示が出されます。
飲みきるまでここから逃げられないのです。
ガラスの向こうでは操作官が「早く飲めや、ケケケ・・・」とばかりに、こちらを見ています。
そんなとき、小学生時代のあるシーンが私の脳裏をよぎります。
給食を食べきれず、休み時間になっても一人寂しくニンジンと格闘していた惨めな友達の悲しそうな目です。

さて、何とかバリウムを全て飲みきった後、さらに台の上でグルグル回されますが、その時点ではすでに
「もうどうにでもして下さい」と、精神的には完全に操作官に屈服してしまっています。

最後にまた私は立っている状態に戻されます。
そして何だかさっぱり意味がわからないのですが、「棒」がウイーンと機械から出てきて、私の胃のあたりを何度か押したりします。これは屈辱的です。
遠隔操作で、しかもなんだかよくわからない「棒」で体をつつかれるのです。
非常に屈辱的です。

「はい、お疲れ様でした」
操作官は私をようやく解放してくれます。

操作官の助手がどこからともなくまた現れて、「そちらの洗面所で顔を洗ってください」と言います。
洗面所の鏡に映った私の顔には、「バリウムのひげ」ができています。
情けない・・・


ずいぶんと長くなってしまいましたが、以上のような流れで「胃部X線検査」なるものが完了します。



さて、次に私と「胃部X線検査」の出会いについて少し書きたいと思います。

10年近く前、私にはかなり体調の悪い時期がありました。
そのときはとにかく吐き気がひどかったのですが、吐き気の原因がわからなかったので、
「とりあえず胃の検査をしましょう」
と医者に言われました。
そして初めて、その非人道的な検査を経験したのです。

ここだけの話ですが、最初は「胃カメラ」による内視鏡検査に挑戦しました。
バリウムもツライですが、私にとって「胃カメラ」など言語道断。
テレビの電源コードほどの太さのホースの先にカメラが付いていて、それを口から胃まで入れるのです。
こんなことができるのは「びっくり人間」くらいです
もはや悪魔の所業といわざるを得ない検査方法です。
※最近はもう少し細くなっていて、鼻から入れることもあるようです

「胃カメラ」と聞くと私の頭には、
 

第36条 公務員による拷問及び残虐な刑罰は、絶対にこれを禁ずる。



という、日本国憲法の条文が頭に浮かんでしまうほどです。


10年前の検査の日、私は胃カメラがノドのあたりまで入った時点でギブアップしました。
「このあいだは5歳の子供もやったのよ!あなたも頑張りなさい!」と看護士さんが言っていた言葉をはっきりと覚えています。
「イヤだ!」というのになおもしつこくホースを奥に入れようとされたので、私は「やめろバカヤロー!」と怒って、ホースを引き抜き、無理やり検査を中止させてしまいました。
そのためその病院には2度と行けなくなってしまったのですが、まあよしとしましょう。「びっくり人間」にならなくて済んだのですから。
そしてその後、別の病院で「本当は胃カメラがいいんだけどねぇ」と言われながらも、「バリウムで勘弁してください」と、はじめての「胃部X線検査」を受けたわけです。

さて、何の話でしたっけ・・・

そうです。「バリウムを苦もなく飲む方法」の話でした。

私はここまでダラダラと書いてきたような経験がトラウマ(正確にはトラウマとは呼びませんが)となって、「胃部X線検査」というものに強い嫌悪感というか恐怖感というか、そんな感情を持っていました。

そのため最近まで健康診断のときは必ず、「今日は体調が悪いので」とか「バリウムは体質に合わないので」などと言って、こっそりと「胃部X線検査」を回避してきていました。

しかし昨年、私は勇気をもって「胃部X線検査」を受けたのです。
「このままオレはバリウムから逃げ続ける人生を送るのか?」
そう自分に問いかけ、
「いや、前を向いて闘おう!今のオレならきっと闘える!」
と、「胃部X線検査」を受けることにしたのです。


・・・案外平気でした。
バリウムを飲み干すのに少し時間がかかりましたが、10年前に経験した「胃部X線検査」のときとは全然違いました。正確にいうと、違うように感じただけかも知れません。
しかしそれはそうです。
吐き気がひどくて病院に行っているのに、吐き気がひどくなるような検査をされたら辛くて当然だったのです。
昨年は「すっかり元気」だったので、大した苦もなく検査を終えることができました。
「これでオレも一人前のマトモな大人になれた」
本気でそう思いました。
嬉しくて操作官に何か冗談を言った気がするのですが、スルーされたように思います。
「冗談の通じないヤツめ・・・」と思った記憶だけは残っています。


そして今年。
昨年の検査で自信をつけたとはいえ、1年のブランクがあります。
やはり少し不安でした。
「やっぱ回避しよっかな・・・」などという考えも浮かびました。
しかしここで逃げたら、昨年の喜びが台無しです。
私は勇気をもって「胃部X線検査」を受けました。

そうしたところ今年は全然へっちゃら。
「何なら明日も来ようか?」
と言ってやりたいくらい、へっちゃらで検査が終りました。

そしてようやく本題に入るのですが、「胃部X線検査」を苦もなく乗り切るための方法を発見したのです。
それはたった一つ。
たった一つの方法さえ知っていれば、「胃部X線検査」が苦痛ではなくなるのです。

どのような方法か。
以下を心に刻んでください。

あたかもビールを飲むかのように、アグレッシブにバリウムを飲め

これだけです。
アグレッシブというのはちょっと正確な英語表現ではないでしょうが、アクティブ運用・パッシブ運用のアクティブに近いような感覚で使っています。

どのようなことか、簡単に補足します。
8月の暑いある日、あなたは仕事を終えて家に帰ります。
「あぁ、今日もがんばった」
そう呟きながら、あなたはビール(発泡酒や第三のビールでも構いません)の缶のプルタブを「プシュッ!」と開けます。
そして嫁さんなんかに「お疲れ~」などと言いながら、一気にビールを流し込むでしょう。
そう!
まさにその方法です。

バリウムも同様に、一気に流し込むのです。
しかも「一口飲んで」と言われれば、一気に三口くらい(アグレッシブに)飲みます。
「口に含んで」と言われたときも、勝手に二口くらい(アグレッシブに)飲みます。
そうするとあら不思議。
検査の序盤戦で既にグランデサイズのバリウムが、リポビタンDくらいの量に減ってしまいます。

そうすると後は楽勝。
「全部飲み干して」と言われたときも、「はいよっ!」とばかりに飲み干せるのです。

そうです。
ビールのように飲めばよかったのです。
決して焼酎をチビチビやるように飲んではいけません。


これだけを心しておけば、あなたも「胃部X線検査を毎日受けられる心持ち」を味わうことができることでしょう。

最後にひとこと。
トイレでバリウムが出てくるまでが検査です。
便秘がちの方は気をつけてください。


---------
こんな下らないことを数日かけてチマチマ書いていたのですが、@hrgr_ktaさんが「胃が痛い」とおっしゃっていたので、何かの参考になれば幸いです。(きっと参考にならないとは思います)

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Comment
No title
初めまして。

退職後、10年ぶりの検診をするために初めての人間ドックを受けることになりました。
胃は胃カメラと迷ったのですが…ネットで調べているうちにバリウムのほうを選びました。

でも今日たまたま目に入ったサイトではバリウムの検査のことがよく書かれておらずまた調べていると
こちらのHPにたどり着きました。

楽しかったです…少し楽になれるかも…
でももともとビビりなので緊張すると思いますが…

来月の上旬・・・がんばります
Re: あやさん
コメントありがとうございます。
バリウムも胃カメラもできれば避けたいですよね〜。

でもホント僕はここ数年、「バリウムもう一杯!」って言えそうなくらい(言わないけど)、へっちゃらになっちゃいました。
やはりあれは勢いですね。

僕は再来週です。あやさんも頑張ってください!
No title
こんにちは。
「胃バリウム検査 逃れる方法」でググったらこちらにたどり着きました(^O^)

なるほど・・・
ビールのように飲み干す・・・参考になります!!
以前胃バリウム検査受けたことがあるのですが、検査自体もつらかったけどその後のトイレ地獄で仕事にならなかったのも辛かったのを覚えています(^_^;)
なるほど
HP閲覧させて頂きました。

大笑いしました!文章力がとても豊かですね!

次回の検査で試してみます!

有難う御座いました。

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