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「司法書士 不動産に入り込む」

2009年06月06日
私はあまり積極的に、このブログのアクセスを増やそうというようなことをしていないのですが、このブログを訪問してくださった方が、どのような検索キーワードで辿り着かれたのかは、時々チェックしています。
というのも、検索キーワードを見ると、皆さんがこのブログにどのような情報を求めているかがわかるからです。

そんなわけで、昨日の検索キーワードをチェックしていたところ、

「司法書士 不動産に入り込む」

という、イカした検索キーワードがありました(笑)

もちろんこれは、司法書士が他人の土地に勝手に入り込むというようなことに関する情報を求めているのではなく、司法書士がいかにして不動産登記の仕事をとるか、というような情報を求めているのでしょう。
ちょくちょく司法書士の仕事について書いているので、司法書士関連の検索キーワードは、割と多いのです。


さて、「司法書士 不動産に入り込む」という検索をされた方が、またこのブログを訪問して下さることはないかも知れませんが、せっかくなので、司法書士が不動産に入り込む話について、思うところを書いてみたいと思います。


司法書士の仕事にもいろいろあるのですが、たいていの司法書士は、不動産登記か商業登記を業務の中心としています。
そして不動産登記の仕事と商業登記の仕事のどちらが儲かるかというと、やはりこれは不動産登記ということになるのでしょう。

不動産登記の仕事をくれるのは、ほとんどが以下の3者です。
①不動産会社
②金融機関
③個人

①は例えば、一戸建てをバンバン建てる「パワービルダー」と呼ばれるような建売業者や、マンションディベロッパー、仲介業者などが含まれます。
これらの不動産会社から定期的に仕事をもらっていると、かなりの報酬が期待できます。

②は、都市銀行、地方銀行、信用組合などです。
普段はあまり報酬の高くない「抵当権抹消」などの仕事依頼が多いのですが、時々、相続や不動産売買などの、大型案件をくれます。

③は、地元に住んでいらっしゃる方が、クチコミなどで訪問されるケースです。
そのような個人のお客さんは、7割~8割が相続登記です。
地元で長く事務所を開いている司法書士でないと、個人のお客さんがバンバン来所するということはないでしょう。


以上を、事務所に入ってくる報酬の多寡という面から比較すると、

①>②>③

ということになろうかと思います。
①は、定期的に仕事をもらえるようになると、キャッシュがどんどん入ってきます。
大もうけしている司法書士は、たいていはこの①で稼いでいます。

しかしこれを、経営の安定化という面から比較すると、

③>②>①

と、正反対になります。
やはり不動産業界は、景気に大きく左右されます。不動産が売れないと、不動産業界からの仕事はグンと減ります。
しかし個人顧客は、一度信頼を得ると、何かと相談に来てくれたり、知人を紹介してくれたりします。特に地方で開業している方は、地主とつながると強いかと思います。


そしていずれも2番手の金融機関。
金融機関には、景気が良くても悪くても、一定量の仕事があります。
ほとんどは、抵当権や根抵当権の設定・抹消で、報酬はそう高くないのですが、都市銀行なんかと付き合いがあると、週に何度も呼ばれたりします。


さて、
「司法書士 不動産に入り込む」
ですが、
これから入り込もうとする時に、①~③のどこをターゲットにするか。
それぞれに一長一短あるので、バランス良く仕事をもらいたいところなのですが、最も敷居が低いのは、①でしょう。

③は一定量の仕事がもらえるようになるまで時間がかかるので、その前に経営が行き詰る可能性があります。

②は、営業をかけてもなかなか仕事をもらえません。融資担当の課長クラスと親しくなるまでは、安定的に仕事を依頼してもらえません。
ちなみに私が勤めていた事務所の所長は、銀行に数億円の預金をし、「仕事をくれなければ全額引き上げる」と脅していました。そうすると支店長などが、慌てて仕事を持ってきてくれていました。

それらに比べて①は、仲介業者に限定すると、割合かんたんに仕事をくれます。担当者レベルでも、親しくなると、「立会い」を伴う大きな仕事を回してくれたりします。ただしこれは、人間関係のメンテナンスが嫌いでない人でないと、すぐに他所に逃げられますが・・・

①と②に共通しているのは、顧客は自分の財布からお金を出さない、ということです。お金を出すのはその後ろにいる個人です。そこのところをしっかり認識していないと、仕事はもらえません。


と、ここまで読んで、司法書士を目指している方は、「仕事をとるのは大変だなあ・・・」と感じたかも知れません。
でもこれは、弁護士であっても税理士であっても、個人で開業するときには同じことだと思います。
有体に言ってしまえば、「知識をいかに増やしても、仕事はとれない」ということです。
仕事がとれなければ、経験も増えない。
まずはいかにして仕事をとるかが重要であるわけで、
「司法書士 不動産に入り込む」
という検索をされた方は、そこのところを熱心に探求されているのでしょう。


以上、偉そうなことを書いてスミマセン。




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