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企業法務パーソンのキャリア戦略と「たこ」の話

2009年09月17日
どこで聞いたのかは忘れてしまったのですが、「おでん屋のたこ」という話を聞いたことがあり、それ以来、いつも折に触れては思い返し、自分自身のキャリア形成の参考にしています。

ご存知の方もいるかと思いますが、以下のようなものです。

「たこ」は、寿司屋では最も安いネタの一つだが、おでん屋では最も高いネタの一つである。

つまり、寿司屋という場所からおでん屋という場所に移った途端、同じ「たこ」の価値が上がるし、またその逆もある、という話です。



ところで、企業法務を生業としている私たちですが、いずれは弁護士やロースクール卒業生が、会社に雇用されるかたちで企業法務を生業としていくケースが増えていくことは間違いないでしょう。
もちろん「求められる資質が違う」とか「会社or/and弁護士が、仕事に見合う対価を得られない」などという理由から、企業内弁護士の増加に懐疑的な方もいらっしゃいます。
しかし、どのくらいの数が押し寄せてくるかはわかりませんが、企業内弁護士は増加することと思います。

確かに弁護士が企業に入って、会社に求められる成果を必ずしも上げられるとは限りませんし、資格がなくとも弁護士に負けないほどの知識と経験を多く持っている方というのも、数多くいらっしゃいます。
しかしやはり「肩書き」というか「権威」というか、そういったものに対する人間の盲目的なまでの依存心は拭い去ることができませんし、そのような、いわゆる「ブランド」があるからこそ、人々の生活は安定するという側面もあります。(同じ値段で質の高そうな物やサービスを選ぶのは当然のことです)
そういった意味で、弁護士でない企業法務パーソンが、弁護士を妙に意識して同じ方向を目指すのは、間違いであると考えています。


そのような時に我々企業法務パーソンが採り得る手段のひとつとして、冒頭の話が参考になるのです。

我々(と一括りにしてしまって申し訳ないのですが)、弁護士でない企業法務パーソンは、法務という狭い分野にとどまる限り「寿司屋のたこ」にしか成りえず、高い報酬を得ることは難しい時代になっていきます。

そこで私がいつも意識しているのは、「企業法務バカ」にならないのはもちろんですが、他の分野も積極的に学習し、取り組んでいく姿勢を持つ、ということです。
企業法務の分野ではいずれ頭打ちになってしまうかも知れませんが、戦う場所を変えることで、おでん屋のたこのように、高い評価を得られるかも知れないのです。


よく「T字型人材」などと言いますが、大前研一氏などは「兀字型人材」になれ、と言います。つまり深堀りすることを二つ以上持て、と。


私はもともと経営者志向が強いこともあり、「経営戦略」や「組織論」、「マネジメント」などに関する書籍を読んだりするのですが、いずれはこれらの分野のうち一つでも、深堀りをして、法律実務の(浅いものではありますが)知識・経験と融合させていきたいと考えています。


そのためには当面、日々の仕事はもちろんのこと、法律や経営についてまだまだ学んだ上で、アウトプットする場を作っていかなければ、と考えています。





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