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武者小路実篤記念館にて

2010年01月19日
ここ2年ほど、週末はたいてい、近所のスーパー銭湯に行って気分転換をしています。
そして1~2ヶ月に一度は、そのスーパー銭湯で40分間のマッサージを受けて、強張った筋肉をほぐしてもらっています。
いつもPCのモニターと書類ばかり見ているので、背中や腰の血行が悪くなっているんですね。
すっかりおっさんになったものです(笑)

さて、そのような私の気分転換法に、昨年5月、新しいメニューがひとつ加わりました。
それは、武者小路実篤記念館に行くことです。

きっかけは、以前のこのエントリーなのですが、それ以来、すっかり記念館が気に入ってしまい、「武者小路実篤友の会」なるものにまで入会してしまいました。
この記念館は、ムシャ先生の自宅と公園に隣接しているので、記念館を観た後、公園をゆっくり散歩するのが気持ちいいのです。

体だけでなく精神的にも疲れが溜まっているようなとき、私は記念館に行くことにしています。
先日もふらっと行ってきました。
この記念館は2ヶ月に一回程度テーマが変わって展示品も入れ替わるので、狭いながらも何度も楽しめるところです。
原田宗典さんが言うには「武者小路実篤記念館を観て、怒って帰る人はいない」。
確かに心が休まり、じわじわとやる気が湧いてくる、そんな場所です。


先日行ったときには、ムシャ先生所蔵の絵画などが多数展示されていました。
ポール・ゴーギャンが出納簿にサラサラと書いた絵なども展示されていたのですが、絵心のない私には、長男の絵との違いがよくわからず・・・

横山大観の「霊峰不二」なる絵もあったのですが、これには圧倒されました。
一筆書きで書いたかのような富士山の絵なのですが、「これは絵と言うより『書』というべきだな」と、絵心のない私が精一杯の感想など書いてみます。

横山大観の「霊峰不二」を意識したようなムシャ先生の「富士」という書画。
横山大観の富士にはきれいな雲がかかっていてそれが印象的だったのですが、ムシャ先生の方は雲がない。
いかにもムシャ先生らしい絵です。
そして
「窓を開ければ富士山一点の雲もなく」
という言葉が添えてあります。


ところで、記念館の壁に貼ってある、ムシャ先生の年譜。
これまであまりじっくり読んでいなかったのですが、少し丁寧に読んでみました。
そうしたところ、ムシャ先生の実父である武者小路実世が遺した言葉に胸を打たれました。
実世は実篤がまだ幼い時期、35歳で亡くなっており、次のような言葉を遺しています。


この子をよく育ててくれる人があったら、
世界に一人という人間になるのだが。



自身の命が長くないことを悟った父親の、息子に対する愛情の言葉です。


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