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たとえ話のうそについて 竹中平蔵「竹中式マトリクス勉強法」より 

2008年12月01日
前回に引き続き、「竹中式マトリクス勉強法」から。

「真の知識人は『たとえ話』に頼らない」という見出しで、以下のような一文がありました。

(たとえ話は)分かっている人が聞くと、重要なことをごまかして煙に巻いているように聞こえてしまいます。(中略)
たとえ話は煎じ詰めると、まるでロジックが通らないデタラメがほとんどなのです。
従って私の知る限り、真の知識人は、たとえ話はあまりしません。



確かにその通りだと思います。何となくは感じていましたが、はっきりと言語化されていて、すっきりしました。

上記の竹中さんの論を踏まえて、私なりの考え方をまとめたいと思います。

たとえ話は、「行きは良いが、帰りは怖い」。

どういうことかというと、例えばビジネスで成功を収めた人がいるとします。この人はビジネスでは成功を収めましたが、プライベートには決して恵まれず、家庭内はトラブル続きだとします。
これは事実です。

これをたとえ話にしてみます。

この人には光が当たっているのですが、光があたると影の部分ができます。
ビジネスにおける成功という光と、それによってできるプライベートの影の部分。

これは、ある方の本に出てきたたとえ話ですが、とてもよくできたたとえ話です。

しかしこのたとえ話をもう一度事実に戻してみます。

光が当たってできた影は、光が強くなればなるほど、濃くなる。従って、ビジネスで成功すればするほど、プライベートにおける影の部分も濃くなるものだ。

どうでしょう。
このようなたとえ話はよく使われます。そして一見もっともらしいことをいっていますが、よく考えてみると、全くロジカルではありません。
成功を光にたとえ、成功に伴う痛みを影にたとえるまでは良いのですが、光が強くなると影も濃くなる。従って大きく成功すると、痛みも大きくなる、とたとえを事実に戻した途端に論理が破綻するのですが、ついつい「なるほど」と騙されてしまいます。

ビジネスではたいていの場合、論理性が必要とされます。
たとえ話はうまくハマると、きれいに話がまとまるのですが、その多用によるうそ臭さは、「わかる人にはわかる」ようですので、気をつけたいところです。


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