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デート商法無効判決について

2009年03月02日

好意があるように装って商品を売りつける「デート商法」による宝飾品の売買契約は無効として、三重県内の男性(28)が、購入の際にクレジット契約を結んだ信販会社を相手取り、既払い金の返還などを求めた訴訟の控訴審判決が名古屋高裁であった。


(読売オンライン2009/2/24記事より)

最初に記事を見たときはスルーしていたのですが、いつも拝読している「企業法務マンサバイバルさん」で取り上げられていて気になったので、いくつかの記事を読んでみたところ、なかなか興味深い判決のようです。

判決は、販売契約について、「男性の無知につけこんで、女性と交際できるような錯覚を抱かせた取引で、公序良俗に反し無効」と判断。信販会社は未払い金を請求できないとし、クレジット契約についても「目的を失って失効した」と結論づけた。



この記事を読んで思い出したのが「カフェ丸玉事件判決」。
女性の歓心を引こうと金銭贈与の口約束をした男性に対し、当該債務に強制力はないものの、任意に履行されれば有効であると判断された判決です。これはいわゆる「自然債務」を認めた判決として知られています。

さて、今回のデート商法は、カフェ丸玉事件よりもより積極的な「ダマし」があったようではありますが、公序良俗違反という伝家の宝刀を、こんなところで抜いてしまっていいのか、個人的にはやや疑問が残ります。
詐欺や特定商取法なんかでは解決できなかったってことなんでしょうかね。
「無知につけこんで」と判決は言っているようですが、原告は28歳の男性です。デート商法を根絶するために公序良俗を持ち出して無理やり無効としたとしか思えないのですが・・・

何はともあれ、上告されたらどうなるのか見てみたい気がします。








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Comment
ありましたねぇ
hiroさん

いつも小生ブログにご訪問くださってありがとうございます。

カフェー丸玉事件、ありましたねぇ。新卒のときの就職面接で大学のゼミでの研究のことを聞かれたときに、なぜかこの事件が頭にフッと浮かび、引き合いにだしたことを鮮明に思い出しました。我ながらアホな面接だったと思います(笑)。

さて、私もこの判決には疑問がいくつか残るものの、さすがに高裁なんで、「伝家の宝刀」を抜かざるを得ないよっぽどの事実があったんだろうなと思ってます。丸玉事件はカフェーのサービス自体とは切り離されたところのホステス個人への贈与契約の有効性の話だったのに対し、この事件は宝石店と被害者の契約をも無効化しているようなので。宝石店と加害者の女性を同一の存在とみなす構成だとは思いますが、地裁の判決から読まないとわかりませんね。


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