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アーカイブの話

2009年03月28日
先日、あるデザイン関連の会社の株主総会に出席してきました。
私の働く会社が、その会社の株を保有しており、社長の代理で私が出席したのですが、とても面白い話を聞くことができました。

その会社は、(私は存じ上げなかったのですが)とても有名なデザイナーが経営する会社で、世界中の優れた工業デザインをアーカイビングすることを使命としています。
経営者の方はデザインの世界で50年近く生きてこられただけあって、経営者ではありながら、私たちとは全く違う価値観というか、リズムで生きていらっしゃる方で、その発言の一つ一つが私にとっては新鮮なものでした。

中でも、「アーカイビングの重要性」についての話。
短期的な結果ばかりを求められる現代の世の中において忘れがちな、長期的な視点で知識を蓄積していくことの社会的意義の大きさというものを知ることができたのは、大きな収穫でした。

その会社は、世界中のデザインに関する賞の受賞作を集めて本にしています。
年度ごとに分けて販売しているのですが、1年分で13万円也。
高いです。売れないです。
はじめ私は、「そんなビジネスをやっていてはいけないなあ」と冷ややかな気持ちで話を聞いていました。
しかし彼は、売上や利益というものももちろん重視していますが、それ以上に「アーカイビングというのは継続的な積み重ねが重要」と考え、デザインという社会資産を集積することに情熱を傾けています。
そんな熱い話をきいているうちに、私の気持ちも変わってきました。
彼らのやっていることは素敵だな、と。


中国や韓国はこの、「アーカイビングの重要性」にいち早く気づき、例えば優秀な学者の発言を片っ端から記録し、分類するというようなことを行っているというような話もありましたが、私が拝読している優れたブログの数々も、アーカイビングという視点からみると、社会的に大きな意義のあるものになっているものが多くあるように思います。
願わくは、私のブログも少しでもそのようなものにしていければ、と思います。


ちなみにその株主総会は青山の「高級会員制クラブ」と称するレストランで開催されたのですが、料理のおいしいこと、おいしいこと。
気分がよかったので、帰りに外苑前のカフェに寄って、テラスで優雅にコーヒーを飲みました。
そして、コーヒーカップのデザインをしげしげと眺めました。
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