スポンサーサイト

--年--月--日
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
このエントリーを含むはてなブックマーク

夜風に吹かれて考えた

2009年04月12日
深夜2時半の出来事です。
もうすぐ6歳になる長男が、何の夢を見たのか突然うなされて、「とっと(お父さんの意、うちの子供は私のことをこう呼びます)大っ嫌い!もうヤダ!」と叫びながら私のことをポコポコ蹴るので、はじめは「どうした!?恐い夢でもみたのか?」となだめていたのですが、あまりにポコポコ蹴るのでおしりをペンペンしました。
そうすると収まるどころか、「とっとなんか出てって!」と言ってますます騒ぎはじめました。
隣で寝ている妹が起きては困るので、「じゃあもう、とっとは旅に出ます。帰ってきません」と宣言して、外に出ました。
長男は超がつくほどのお父さんっ子なので、私が出て行くフリをすれば我に返るかな、と思ったわけです。

私は視力が0.0いくつしかないので、コンタクトもメガネもないまま、こんな夜中に外をうろつくと命に関わります。仕方がないので玄関先に座って夜風を楽しむことにしました。
そして何の気なく郵便受けを開けてみたところ、第一法規からのダイレクトメールが入っていました。
私は玄関に座り、ダイレクトメールを眺めてみることにしました。

第一法規からのダイレクトメールは加除式書籍の広告でした。(加除式とはこんなの
加除式書籍とは、その名のとおり、内容を差し替えながら末永く使う書籍のことです。ダイレクトメールに書いてあった説明を引用します。

加除式書籍とは、書籍(台本)の内容を最新の状態に保つために、法令改正・事例追加等に伴う内容補正の追録(有料)を発行し、お客様のお手元の書籍(台本)の該当頁と差し替えていただく形態の書籍です。



年間追録代、発行回数等については下記フリーダイヤルまでお問い合わせ下さい。



書籍のページが欠落してしまった、バインダーが壊れた等の不都合が生じた場合はお気軽に下記フリーダイヤルまでご連絡下さい。弊社社員がメンテナンスにお伺いします。



まあ、つまりは一冊15,000円程度で分厚い本を購入して、年に数回内容を最新のものに差し替えていくものなのですが、出版社によっては、差し替え作業にパートと思しき方がわざわざ来てくれたりします。

以前勤めていた司法書士事務所にも、並べると数メートルはあるような、加除式書籍がありました。
それは主に登記先例集などなのですが、月に一度くらいは、差し替えのために「おばちゃん」が事務所に来ていました。
「おばちゃん」は事務所の一角で、まるで熟練職人のように、差し替え作業を行うのですが、数メートルにもわたる書籍の該当ページを一瞬で探し出し、全く無駄のない動きで差し替えていきます。そして30分もすると、「ありがとうございました」と言って、抜いたページを持って帰っていきます。

しかし今思うと、あれはどのようなアルバイトだったのでしょう。
あの手際のよさは伊達ではありません。会社で練習してから来るのでしょうか。
もしかすると、「全国加除式書式差し替え技能協会」などというような団体があって、そこでトレーニングを積んでから来るのでしょうか。一級技能士とかいう資格があるのでしょうか。

そしてさらに不思議なのが、その「おばちゃん」達はみんな、物静かで、こう言っては何なのですが、「地味」なのです。あれだけの技能がありながら、決して自己主張をしないのです。出されたお茶も、「本が濡れるといけませんので」といって、決して口をつけないのです。

あの「おばちゃん」達も、家に帰るときっと、お母さんなのでしょう。カレーライスなどを、やはり手際よく作っちゃうのでしょう。


そんなことを考えながら、夜風に吹かれていました。
カラスがカアカア啼いていました。

しばらくして家に入ると、長男はもう、寝ていました。
私は何だか目がさえてしまったので、こうして長文を書いているわけです。
3時間後には長男に、「シンケンジャー観るよ」と起こされるはずです。



関連記事
スポンサーサイト
このエントリーを含むはてなブックマーク
Comment

管理者のみに表示

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。